共立出版株式会社(東京都文京区、代表取締役社長 南條 光章 以下、共立出版)、全国大学生活協同組合連合会(東京都杉並区、会長理事 武川正吾 以下、全国大学生協連)、株式会社NTT EDX(東京都千代田区、代表取締役社長 金山 直博 以下、NTT EDX)は、学校法人同志社 同志社大学(京都府京都市、学長 小原 克博 以下、同志社大学)、西日本電信電話株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長 北村 亮太 以下、NTT西日本)、NTT EDXが実施する生成AI活用実証事業※1へ電子教科書を提供いたしました。
1.背景
この度、専門分野やスキル、学習への意欲に個人差がある受講生に対して、効率的・効果的な授業展開に課題を感じ、受講する学生が電子教科書を使って学べる学習環境を整備したい、講義資料を利用して講義進行する中で生成AI技術と連動し正確性の高い電子教科書を参照させ知識や理解を深めさせたい、といった要望の実現に向けて同志社大学よりご相談を頂き、電子教科書を提供することとなりました。
受講生全員に電子教科書を提供することで生成AI技術と連動した授業展開を可能とし、学生に対する効率的・効果的な学習環境の提供をはじめ、教員による学生への授業サポートの稼働負担軽減などに協力しております。
2.提供タイトル
2024年度春学期の「同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)」を構成する科目で利用している電子教科書タイトルは以下のとおりです。
(1)「データサイエンス基礎」(受講者数:124名)
多次元データ解析法(Rで学ぶデータサイエンス2)(共立出版)
※上記書籍は、全国大学生協連がNTT EDXを通じて提供し、学生サポートを実施しております。
3.エンドースメントのご紹介
今回の発表にあたり、同志社大学 宿久洋(文化情報学部) 様からエンドースメントを頂戴いたしましたので、ここにご紹介させて頂きます。
<同志社大学 宿久洋(文化情報学部)様>
高等教育機関では教科書の利用離れが進む一方で、授業だけでなく予復習といった個人学習でも教科書を使うことが知識や理解の深化には重要と考えています。また、教科書の電子化が進むことで生成AIなどの新しい技術と連携でき、学習に対する意欲や効果が高まることを期待しています。今回の実証実験でこの第一歩を踏み出せたことは非常に価値のあるものであり、実証実験にご協力頂きました各社様には大変感謝いたしております。
本実証実験を通じて、電子教科書の有用性、有益性を改めて確認することができました。今後より多くの学生や教員が利用するために、書店・出版業界全体で教科書の電子化や利用者が安価に電子教科書を利用できるサブスクリプションサービスといった仕組みが進んでいくことを期待しています。
※同志社大学様生成AI実証事業について
NTT EDX、同志社大学、NTT西日本は、2023年11月から生成AIを利活用した教育・学習支援に関する共同実証の事業を連携して実施しております。
その他詳細情報はこちら
https://www.nttedx.co.jp/20231116_release
本件に関するお問い合わせ先はこちら
株式会社NTT EDX
E-mail:contact@nttedx.co.jp